「もしも」の備え

「もしも」の備え

有給休暇がない

フリーランスに貯金が必須なのは、「もしも」の備えのためです。会社員には有給休暇があるので、体調不良や冠婚葬祭などの理由で休んでも給料をもらえます。しかし、フリーランスには有給休暇がありません。体調不良やキャンセルできない用事などで仕事ができなかった場合、その分の収入は失われます。あらゆる事態に備えるためにも、貯金が必須です。

ボーナスや退職金がない

フリーランスにはボーナスがありません。会社員は夏と冬にまとまったお金をもらえます。それを家計やローンの支払いに回す人も多いでしょう。フリーランスにはそれができません。確定申告で税金の一部が戻ってきますが、それもさほど大きくない金額です。加えて、フリーランスには退職金もありません。退職してからまとまったお金が必要な場合は、事前に貯金しておく必要があります。老後に備えられるだけの貯金をしましょう。

収入が不安定

会社員は基本給としてある程度の収入が毎月確保されています。しかし、フリーランスは収入が不安定です。自分が仕事をした分だけ収入を得られる点はメリットの1つですが、逆に仕事がなければ収入もありません。仕事が上手くいかなかった場合の備えとして貯金が必要です。

税金が高い

フリーランスは事業所得なので、給与所得控除のような控除はありません。必要経費については控除を受けられますが、それを加味しても会社員より支払う税金は高くなるでしょう。確定申告後の税金の支払いに備えるためにも貯金が必須です。

傷病手当や労災がない

フリーランスは傷病手当が支給されません。傷病手当とは、病気や怪我によって働けなくなった際、その間の生活を保障するための制度です。会社員は最長1年6ヵ月、標準報酬日額の3分の2が傷病手当として支給されます。しかし、フリーランスは治療費や生活費などを自分の貯金でまかなう必要があります。
また、フリーランスは労災も適用されません。会社員は業務や通勤に関わる病気や怪我をした場合、労災が適用されます。フリーランスの場合、仕事に関わる病気や怪我であっても、自分で医療費を支払う必要があります。

まとめ

以上が、フリーランスが貯金をすべき理由です。常に仕事が順調で健康な状態を保てるとは限りません。会社員にあってフリーランスにないものは意外とたくさんあります。フリーランスは自由な働き方でメリットも多いですが、「もしも」の備えのためにも貯金をしておきましょう。貯金があれば、いざという時にも慌てずに済みます。

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